
産後のケア
●産後の肥立ちとは
妊娠、出産という大きな仕事を終えられたからだを、元のからだに回復することを言います。
産後は、大きくなっていたお腹だけではなく、子宮や内臓など目には見えない部分も少しずつ元に戻ろうとします。
出産後、元のからだに戻るこの時期に無理をすると、免疫力が下がり風邪が治りにくかったり、歯痛・痔・自律神経の乱れ・抜け毛・腰痛・めまいなど、様々な不調が出てきます。また更年期の時期に様々な不調で悩まれる方も多いのです。
●日本の産後の現状
日本ではまだ里帰りでの養生が当たり前で、近年は核家族化が進み、上のお子さまがいる家庭では退院直後から元の生活に戻らざる得ない方も少なくありません。
しかし同じアジアでも、お隣の韓国や台湾では、「坐月子(ズオユエズ)」と呼ばれる習慣があります。日本の「産後の肥立ち」と同じような概念ですが、出産後の女性は、冷たいものを食べない、飲まない、外出はしない、髪の毛も洗わない、「麻油鶏」という薬膳スープを毎日飲むなど、古くから伝わる習慣を守っているようです。近年では坐月子を受けるために、専門施設を多くの方が利用するそうです。また産後はからだを十分に休めなくてはいけないということが、男女問わずに根づいているようです。
●産後の回復には
当サロンでは、養生以外にもからだと心をケアする手立てとして、韓国で行われる産後ケアの一つ「よもぎ蒸し」を取り入れています。これは、600年も前から伝わる民間温熱療法です。子宮を温め、膣の収縮・子宮内に残った胎盤や血液の排出・卵巣機能の回復・母乳トラブルの緩和にもつながるとされています。
よもぎ蒸しでデトックスしながら、からだを温め血流を促進し、その後ホットストーンを使用しながら筋肉を丁寧にほぐして、産後のマイナートラブル改善にを目指します。
●産後のダイエット
妊娠中は、赤ちゃんを守るために脂肪の壁を作ったり、脂肪が増えることで皮膚も伸び、産後のたるみに繋がってしまいます。
さらに、妊娠中から産後の女性のからだは、基礎代謝量(動いていない時に消費するエネルギー量)が、低下してしまいます。
原因としてあげられるのは、ホルモンバランスの影響によるからだの冷え、冷えに伴う血行不良、筋肉量の減少、体脂肪の増加などがあげられます。産後ダイエットを開始するベストな時期は人によって異なりますが、産後2ヶ月から3ヶ月から始め、6ヶ月の間が良いとされています。早く体型を戻したいという方は、産後すぐからダイエットを始めたいと思うかもしれません。
しかし、産後の6週間〜8週間は「産褥期」と呼ばれており、ダイエットには適しません。
産後すぐのからだは自律神経や、ホルモンバランスなどが不安定な状態にあります。この時期に最優先すべきは、できるだけ無理せずにからだを休めること。産後ダイエットは、産褥期が過ぎて体調が安定してから始めるというのが大切なコツとなります。
赤ちゃんのお世話で生活習慣が変わり、寝不足、運動不足になりやすい時期です。無理な食事制限などはせず、ゆっくりと基礎代謝をあげるのが、からだに負担をかけず行えるでしょう。
高い基礎代謝を維持するためには、深い深呼吸を心がけ、起床直後に白湯を一杯飲むことで、寝ている間に失われた水分を補い、腸の働きを活性化させます。できるだけ毎晩湯船に浸かって、からだを芯から温め、血液やリンパの流れが良くなると老廃物も溜まりにくくなり、からだがスッキリします。体温を高く保ち、血の巡りを良くすることが大切です。
●対象者
授乳中の方で、併設の「おおたかの森助産院」の【母乳外来】を受診された方に限ります。
●ご予約可能日
月曜日:よもぎ蒸し・マッサージ
水曜日:よもぎ蒸し
金曜日:よもぎ蒸し・マッサージ
※併設の「かんがるーほいくえん」にて、お子様のお預かりもご用意しております。別途ご予約が必要となります。
(よもぎ蒸し時間はサービス、マッサージは90分まで1,000(税別)を、お預かり料として承ります。)
●予約方法
おおたかの森助産院の公式LINEまたは、営業時間内のお電話にてお願いいたします。

おっぱい不足
白斑・しこり
出産や赤ちゃんを迎える準備で頭がいっぱいだった妊娠期。出産してから、おっぱいがこんなに大変だったなんて、、と感じている方も多いことでしょう。
●母乳分泌の仕組み
母乳は乳腺にある乳腺葉という、母乳を作る工場とも言われる場所で作られます。ここに運ばれた血液を材料に母乳は生産され、入管を通って乳頭に流れます。これを赤ちゃんが吸うことで乳頭開口部から飲み取られます。
分娩後は、乳汁の分泌を促すプロラクチンと、作られた母乳を送り出すオキシトシンというホルモンが働き、さらに赤ちゃんが吸う刺激により分泌を促していきます。
●おっぱいトラブルの代表的なお悩み
おっぱいが少ない
乳首に白斑がある
おっぱいがチクチク痛む
おっぱいを飲みながら、赤ちゃんが怒る、うなりながら飲む、噛まれる
分泌量に左右差がある
しこりがある
乳腺炎を繰り返す
●おっぱいに大敵な冷えとコリ
母乳トラブルの原因は、食事が一番の原因なのでしょうか?
トラブル回避には、からだの循環を良くすることが大切です。おっぱい周囲の筋肉を温め、整え、ほぐしたりし、からだの冷えを改善することで、おっぱいが造られ、通りが良くなり、またからだの疲れや、ストレスもここに大きく影響します。そのため、からだや生活習慣を見直し、おっぱいを診ていくことが大切です。
その日の食事よりも、積み重なったからだの状態を知ることがトラブル回避には不可欠です。
●対象者
授乳中の方で、併設の「おおたかの森助産院」の【母乳外来】を受診された方に限ります。
スタートプラン】
●プラン1《オススメ度★★★》
・よもぎ蒸し週3回+ホットストー
ンセラピー60分または90分のセット
を週に2回
●プラン2《オススメ度★★☆》
・よもぎ蒸し週に2回+ホットス
トーンセラピー60分または90分のセ
ットを週に1回以上
●プラン3《オススメ度★☆☆》
・よもぎ蒸し週に2回以上
※産後回復ケア限定で、お得なよもぎ蒸し回数券、マッサージフリーパスチケットをご用意しております。